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これから「健康」の話をしようか

理学療法士。健康、医療、読書のことについて書いていきます。

Heartache -心の痛み-

 

ONE OK ROCK「Heartache」

ふとこの曲を聴いていて自然と込み上げてくるものがありました。

聴いてる時にタイトルと歌詞の意味が気になり調べました。

 

「Heartach」心の痛み。

 

セラピストには突き刺さるものがありますよね。

 

 

www.youtube.com

「Heartache」

意味は「心痛、心の痛み」を表します。

特に、愛する人を失った深い悲しみという意味で使用されます。

 

この歌詞にはどんな想いや意味が込められているのか。

紐解いていきたいと思います。

 

ONE OK ROCK 「Heratache」

 

So they say that time Takes away the pain
(時間が痛みを癒してくれると言うけれど)
But I’m still the same
(僕はまだ同じ痛みを抱えたままで)

And they say that I will find another you
(また新しい人が見つかると言うけれど)
That can’t be true

(そんなことはないんだ)

Why didn’t I realize?
(どうして気づけなかったんだろう?)
Why did I tell lies?
(どうして嘘をついてしまったんだろう?)
Yeah, I wish that I could do it again
(できるなら、もう一度)
Turnin’ back the time Back when you were mine,
(あなたのそばにいられた頃に戻れたらいいのに)
all mine
(あなたは僕のすべてだったんだ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

大切な人と離れて心の痛みを負ってしまった。

代わりが見つかるなんて言われても見つからない。
叶うことならもう一度君が僕の「ひと」だった頃に。
どうか…
心の痛みは忘れられない

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 So this is heartache? So this is heartache?
(だからこんなにも心が苦しいの?)
拾い集めた後悔は涙へとかわり oh baby
So this is heartache? So this is heartache?
(どうしてこれほど心が痛むの?)
あの日の君の笑顔は思い出に変わる
I miss you
(あなたが恋しくて)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

君を失ったことで、

なぜこんなにも心が痛いのか、たくさんの後悔は涙にかわり、
なぜこんなにも辛くて苦しいのか、あの日の笑顔が思い出に変わる。
君が恋しい。

会いたい気持ちばかりが募る。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

僕の心を唯一満たして去ってゆく君が
僕の心に唯一触れられる事ができた君は
Oh baby
もういないよ もう何もないよ

Yeah wish that I could do it again
(できるなら、もう一度)
Turnin’ back the time Back when you were mine,
(あなたのそばにいられた頃に戻れたらいいのに)
all mine
(あなたは僕のすべてだったんだ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「僕」の心を満たしてくれた、

触れることのできた「君」はもう僕の近くにはいない。

何もない。
叶うことならもう一度君が僕の「ひと」だった頃に。
どうか…

もう一度心を満たして欲しいという願い。

君の代わりは他にいない。

君がいなくなって、君は僕の全てだったと気づく。

それがとても苦しく、胸が痛む

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

It’s so hard to forget
(忘れることなんてできない)
固く結んだその結び目は
Yeah so hard to forget
(忘れられない)
強く引けば引くほどに
You and all the regret
(あなたとこれまでの後悔の思いが)
解けなくなって離れなくなった
今は辛いよ それが辛いよ
すぐ忘れたいよ 君を

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

忘れることができたらどれだけ楽だろうか。

とても硬い結び目のように君と後悔を離すことはできない。

離そうとするほど結び目は固くなって忘れられなくなってしまう。

心が苦しいのは君が僕の心を満たしているから

他のものでは代わりはきかない。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

心の悲痛な叫び、訴えかけてくるような歌詞だと感じました。

前回の記事で死生観について話しました。

 

medical-reading.hatenablog.com

 

 

この「Heartache」は大切な人との“別れ”を心の痛みとして表現しています。

大切な人と別れること、離れることはとても辛く、苦しく、「心が痛む」ことです。

 

愛する人、大切な人との別れによって

“痛み”や“孤独”を感じることは多いです。

死別により、睡眠が浅くなり睡眠薬を服用したり、

鬱になったり、痛みがでるなど様々な症状が出現する場合があります。

そしてそれらが中枢感作となり脳にこびりついたとき、

慢性化します。。。

その方の「背景」をみるとなぜ痛むのか。

なぜ不快なのかが理解できるかもしれません。

 

痛みは身体からの“シグナル”

身体は正直です。

心の痛み」は悪いことではありません。

自分の感情を正直に伝えてくれます。

今は涙を流したり悲しんだり、

自分の気持ちを素直に受け入れることが大切です。

まずは少しずつ受け入れることができたら、少しずつ前を向きましょう。

できれば周りの人が支えてあげるといいですね。

 

セラピストは臨床で、人生の中で様々な「心の痛み」を診たり、

もしくは自身や周りの方が経験するかもしれません。

その時にそっと寄り添ってあげる。

言葉はいらないかもしれない。

言葉をかけたほうがいいかもしれない。

そっと手を握る、抱きしめるだけでもいい。

どんな形であれ、その方に寄り添い、理解し、

真摯に向き合うことが大事だと思います。

 

実際に、臨床で涙を流された方がいらっしゃいます。

その涙は、嬉し涙に変えることができました。

嬉し涙は寄り添った結果かもしれないし、

その方自身が乗り越えたのかもしれない。

もしかしたら本人にもわからないかもしれません。

 

情動は常に構築され、変化していきます。

様々な「人」の想いに影響されます。

 

この曲を聴きながら色々なことを考えさせられました。

みなさんはこの曲を聴いて、“なにを感じますか?”

 

 

引用:ONE OK ROCK「heartache」作詞作曲/Taka・Arnold Lanni 

           CREATIVE MIND DREAMS

           Tomi note

           OTOKAKE

I miss you
I miss you
I miss you …