サピエンス全史
虚構、科学革命、帝国、貨幣、イデオロギー、資本主義により人類は進歩した。
しかし、幸福度と相関する証拠はない。これは「人類の歴史理解にとって最大の欠落」とし、「この欠落を埋める努力をするべきだ」と提案する。
そしてサピエンスは特異点に至る。
「歴史の選択は人間の利益のためになされるわけではない。歴史が歩を進めるにつれて、人類の境遇が必然的に改善されるという証拠は全くない」
「歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、視野を広げ、現在の私たちの状況は自然なものでも必然的なものでもなく、したがって私たちの前には、想像しているよりもずっと多くの可能性があることを理解するためなのだ」
本当に「人」の歴史を紐解くことで視野を広げてくれた一冊。
沢山の価値観を与えてくれた。
感銘を受けました。