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これから「健康」の話をしようか

理学療法士。健康、医療、読書のことについて書いていきます。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書 スタンフォード シリーズ 作者:ケリー・マクゴニガル 発売日: 2016/04/01 メディア: Kindle版 ▶︎ストレスは“悪“とされることが多く、それを避けるためにはどうすればよいか、という考えの書籍、論文は多い。 そ…

ベネフィット・ファインディング

「ベネフィット・ファインディング」(benefit finding)とは、辛く苦しい逆境のなかに意味や価値を発見していくこと。 うつ病や心臓病のリスク低下、免疫機能の強化、生活の満足度の向上などに効果的である。 医療をめぐる不安に対して、命に関わる病気を経…

同志がいることの喜び

仕事に対するモチベーションや取り組み方は、人それぞれ異なることが多い。 私の新人の頃は、仕事を覚えることで精一杯だった。 2〜3年目から、先輩の負担を減らすにはどうすればいいか考えていた。 それ以降は組織のために、地域のために何ができるのかを考…

サプリメントの正体

“サプリメントの正体” サプリメントの正体: 本当に「効くもの」「危ないもの」 (知的生きかた文庫) 作者:忠司, 田村 発売日: 2019/11/22 メディア: 文庫 ▶︎栄養不足が露呈している現代人においてサプリメントは必要なのか否か。 サプリメントの栄養素の含有…

ファクトフルネス 事実を知る

【FACTFULLNESS】 ファクトフルネス 読了しました。 言わずと知れたベストセラー本。 能動的に知ることの大切さを教えてくれます。 10の本能から世界を知る。 そのいくつかを紹介します。 ○分断本能 人はドラマチックな本能のせいで、何事も2つに分断したが…

知識を得るとは?

知識を得るには大きく2つの得る方法があります。 能動的知識:自分で調べて考えて検証して得た知識 受動的知識:人から与えられた知識 どちらがよいでしょうか? 一見、能動的知識のほうが良さそうですよね。 どちらも大事です。 ただ、それぞれメリット・…

セラピストの存在意義とは?

セラピストとしての存在意義、存在価値は何でしょうか? ‪私は以前、院長に私の介入成績を開示して、結果を出すことを私はやっていきますが病院的に経営的に大丈夫ですか?‬ ‪と聞きにいきました。(辞める覚悟もしていました)‬ ‪院長は「医療は結果を出し…

ものを拾う動作

ものを拾う動作の評価、動作分析、アプローチ、指導をしていますか? 1日3回ものを拾うとします。 1週間で21回。 1ヶ月で90回。 1年で1080回。 ものを拾う動作の身体機能、各関節可動域、筋力、運動連鎖、バランス能力、感覚系、神経系… 診るところは沢山あ…

交感神経-免疫のクロストーク

交感神経はストレスや情動による中枢神経の活動性の変化を全身の臓器へ伝達する主要な経路である。 神経系による免疫調節においても中心的な役割を果たしていると考えられる。 ストレスと免疫との関連はあるのか? ①交感神経によるリンパ球の体内動態の制御 …

歩行時のHCの重要性

歩行のときに、IC (Initial contact)= HC (Heel Contact)できているかどうかの評価は大切です。 下肢疾患や腰部痛、うつ病、精神疾患、高齢者などで、LRやMStがICになっている方はたくさんいます。 評価 歩行時のIC=HCができているかを評価します。 簡単で…

1日20分の日光浴でビタミンDを生成

1日20分の日光浴でビタミンDを生成 日光を浴びると、体内では「ビタミンD」が生成される。 ビタミンCなどほかのビタミンは体内で合成できない栄養素だが、ビタミンDだけは唯一、食材だけでなく日光を浴びることでも体内で作ることができる。 私たちの皮膚…

‪“MRIではなく、あなたの患者を治療してください!”‬

なかなか衝撃的なタイトルです。 現在、画像所見は医療にとって重要であり、原因を解明する手段の一つです。 しかし、それらに盲信、装飾してしまい、容易に原因を断定してしまっていることも事実です。 何が真実か否か。 見極める必要があります。 CT,MRI,…

サピエンス全史

‪虚構、科学革命、帝国、貨幣、イデオロギー、資本主義により人類は進歩した。‬‪しかし、幸福度と相関する証拠はない。これは「人類の歴史理解にとって最大の欠落」とし、「この欠落を埋める努力をするべきだ」と提案する。‬‪そしてサピエンスは特異点に至る…

幸福とはなにか。

幸福とは「主観的厚生」である。 幸福とは、たった今感じている快感であれ、自分の人生のあり方に対する長期にわたる満足感であれ、心の中で感じるものを意味する。 ある研究では、年収の少ないグループの主観的厚生の平均的水準値が7.3にすぎなかったのに対…

BPS modelに混乱していませんか?

微生物、ミクログリア、および痛み

・慢性疼痛における腸内マイクロバイオームとミクログリアの関係。 ・腸内細菌が慢性疼痛に寄与するためにミクログリアに 影響を与える可能性のあるメカニズムについて。 ・知識のギャップを強調し、その分野の今後の方向性について。 世界的には、5人に1人…

Heartache -心の痛み-

ONE OK ROCK「Heartache」 ふとこの曲を聴いていて自然と込み上げてくるものがありました。 聴いてる時にタイトルと歌詞の意味が気になり調べました。 「Heartach」心の痛み。 セラピストには突き刺さるものがありますよね。 www.youtube.com 「Heartache」 …

アポトーシス 「死の遺伝子」

“ヒトとは心を引き継ぐ存在である” 死の遺伝子:23対ある染色体の3番目にある アポートシス 細胞が生まれたと同時に死の遺伝子が活動を開始。 主に2種類の酵素を作る。 細胞が活性酵素や紫外線、放射線、ウイルスなどによってダメージを受けて修復できなく…

触れるということ

触れることは人として大切な手段です。 科学的根拠は増え研究は進められています。 ハグやタッチケアでオキシトシンが増加する。 ハッピーホルモンと呼ばれている。 触れることでオキシトシンが増え、症状の改善が見込める 痛みの緩和、認知症の症状が緩和。…

脳CT 代謝性・中毒性(勉強用)

※翻訳に不備があるかもしれません。 上段左上からスタートします。 上段左① 視床乳頭状体と被蓋: ウェルニッケ脳症 上段左② 選択的淡蒼球 T2高信号: CO中毒 選択的淡蒼球 T1高信号: 肝性脳症 上段左③ 選択的被殻 T2高信号: メタノール中毒 上段左④ 視床…

無料記事と有料記事のメリット・デメリット

無料記事 メリット ・無料 ・損はほぼしない ・抵抗なく読める ・開示範囲が広いため普及しやすい ・ざっくばらんに読める ・多読できる デメリット ・質が低いものが多々ある ・質が低いと時間機会を奪われる 有料記事 メリット ・質が高いものが多い ・定…

紙の本と電子書籍のメリット・デメリット

‪紙の本 メリット‬ ‪・五感を使える‬ ‪・目的のページにすぐいける‬ ‪・書き込める‬ ‪・試し読みができる(重要)‬ 内容をある程度把握して購入できる ‪・所有感がある‬ ・目に優しい ・紙の匂いがする ・本屋に行くと新しい出会いがある ‪デメリット‬ ‪・場…

有料記事が書けない。

‪ 有料記事を書けない。 ‪私は‬ ‪・読み手が損した‬ ‪・内容が薄い‬ ‪・対価ほどの価値がない‬ ‪・すでに内容を知っていた‬ ‪などの購入してくれる方々の不利益を先に考えてしまいます。‬ ‪人様のお金を頂くということは、それなりの対価に見合うものを提供…

足底筋膜炎

足底筋膜炎 足底筋膜炎(PF)は、毎年何百万人もの患者に影響を与える。 早期診断と非外科的治療の適用により、症状は一般的に時間の経過とともに解決します。 しかし、十分な治療にもかかわらず、患者の20%が持続的な症状を経験する。 これらの患者では、再生…

何を目的とするのか?

先日、うつ病で身体の痛みがある方に、 患者「整骨院でマッサージを受けるのと、ここでリハビリをするのは何が違いますか?」と質問されました。 私 「整骨院が何をやるのかは知りませんが、リハビリは自立するためにやります。 通うことが目的ではありませ…

シンプルな肩が痛い人の診方

(※臨床上の私見ですので、ご了承下さい) 肩を診るのは難しいです。 機能解剖的に複雑で、ごちゃごちゃしています。 ただし、難しいものを難しく診る必要はありません。 筋肉がー 関節がー 靭帯がー 神経がー そんなものごくわずかな要素でしかない。 目的…

オキシトシン -愛情のホルモン-

オキシトシンとは オキシトシンは、視床下部後葉から下垂体に直接軸索をのばして投射するホルモン。 視床下部で合成され下垂体後葉に運ばれて出てくる。 従って、この血中レベルを測定することで視床下部の活動の指標となる。 最近になって、オキシトシンは…

pain guidebook

痛みは多次元的であり、組織の損傷以外にも多くの影響を受けている。 自分の痛みをコントロールし、自分の怪我を管理し、自分の技術とセラピストの指導的な助けがあれば、痛みから解放されることさえできるということです。 教育と知識を身につけることが、…

臨床での膝の見方

膝は単軸関節なので、基本的に屈曲伸展の動きしかしません。 (内外旋は軽度ありますが) ということは、捻りや横(内外反)の動きに弱いと言うことです。 膝は常に回旋と横の動きに晒されています。 寝返り、起立、立位、歩行、階段など。 こういった基本動…

心因性疼痛は存在する?

心因性疼痛は存在するのか。 原因不明な痛み、CT、MRI、エコーなどで可視化できない痛みはたくさんある。 そのなかで「心因性」かもしれないと、心療内科受診を進められることは多いです。 本当にそうですか? いきなり結論から話しますが、 明らかな身体的…