ものを拾う動作
ものを拾う動作の評価、動作分析、アプローチ、指導をしていますか?
1日3回ものを拾うとします。
1週間で21回。
1ヶ月で90回。
1年で1080回。
ものを拾う動作の身体機能、各関節可動域、筋力、運動連鎖、バランス能力、感覚系、神経系…
診るところは沢山あります。
このように股関節、膝、脊柱の屈曲を伴う動きが多いと思います。
そして起き上がらないといけないので、ここから伸展へと可動していきます。
これを毎日繰り返しているわけです。
製品の耐久検査と同じくこの動きを何年、何十年と繰り返していたらどうでしょうか。
年齢とともに筋力や可動域は低下していき、運動連鎖や身体機能、円滑性は崩れていく。
簡単にできる姿勢は無理な姿勢であることが多く、長年の蓄積による身体負担は計り知れません。
ものを拾うときにもっとも効率の良い動き、身体負担が少ない動きはどれなのか。
なぜ正しい動きができないのか。
症状による遂行可能な動作はどれなのか。
この2つは腰痛指導、THAの脱臼予防指導などでよく行うと思います。
これを日常生活に使用していく。
ただし、普段からこのようにものを拾う人はどれくらいいるのでしょう?
痛みが出てから、脱臼しないためには。
だけではなく、予防の観点からも正しい日常生活動作を知る必要があります。
子供の動きは素晴らしいですね。
いつも勉強させられています。
まさに教科書通りの正しい動作をしている。
必ず身体機能を最大限使用します。
別の機会に紹介しますが、小学生の腰痛は増えています。
なぜでしょうか?
私はものを拾うときは片脚スクワットをしたりします。
最初にも述べましたが、
例えばリーチ動作、片脚立位、スクワット動作なども関連するため評価する必要がある。
まずはセラピストが普段の動きを意識してみてはどうでしょう。
自己管理→他者管理です。