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これから「健康」の話をしようか

理学療法士。健康、医療、読書のことについて書いていきます。

ものを拾う動作

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ものを拾う動作の評価、動作分析、アプローチ、指導をしていますか?

 

13回ものを拾うとします。

1週間で21回。

1ヶ月で90回。

1年で1080回。

 

ものを拾う動作の身体機能、各関節可動域、筋力、運動連鎖、バランス能力、感覚系、神経系

 

診るところは沢山あります。

 

 

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このように股関節、膝、脊柱の屈曲を伴う動きが多いと思います。

そして起き上がらないといけないので、ここから伸展へと可動していきます。

 

これを毎日繰り返しているわけです。

製品の耐久検査と同じくこの動きを何年、何十年と繰り返していたらどうでしょうか。

 

年齢とともに筋力や可動域は低下していき、運動連鎖や身体機能、円滑性は崩れていく。

簡単にできる姿勢は無理な姿勢であることが多く、長年の蓄積による身体負担は計り知れません。

 

ものを拾うときにもっとも効率の良い動き、身体負担が少ない動きはどれなのか。

なぜ正しい動きができないのか。

症状による遂行可能な動作はどれなのか。

 

 

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この2つは腰痛指導、THAの脱臼予防指導などでよく行うと思います。

これを日常生活に使用していく。

 

ただし、普段からこのようにものを拾う人はどれくらいいるのでしょう?

痛みが出てから、脱臼しないためには。

だけではなく、予防の観点からも正しい日常生活動作を知る必要があります。

 

 

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子供の動きは素晴らしいですね。

いつも勉強させられています。

まさに教科書通りの正しい動作をしている。

必ず身体機能を最大限使用します。

別の機会に紹介しますが、小学生の腰痛は増えています。

なぜでしょうか?

 

 

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私はものを拾うときは片脚スクワットをしたりします。

運動療法日常生活動作に落とし込む。

最初にも述べましたが、

例えばリーチ動作、片脚立位、スクワット動作なども関連するため評価する必要がある。

 

まずはセラピストが普段の動きを意識してみてはどうでしょう。

自己管理他者管理です。