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これから「健康」の話をしようか

理学療法士。健康、医療、読書のことについて書いていきます。

知識を得るとは?

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知識を得るには大きく2つの得る方法があります。

 


能動的知識:自分で調べて考えて検証して得た知識

受動的知識:人から与えられた知識

 


どちらがよいでしょうか?

一見、能動的知識のほうが良さそうですよね。

 


どちらも大事です。

ただ、それぞれメリット・デメリットはあります。

 


能動的知識

【メリット】

①意欲的、好奇心、必要性があるので記憶の定着率が高い(エピソード記憶、反復記憶、長期記憶など)

②知識を得る過程でノウハウを学べる(どの論文媒体がよいのか、どの参考書が良いのかなど)

③検索、検証スピードが上がる

④情報の取捨選択ができるようになる

⑤ 目的と関連した知識を得られる

⑥なにより楽しい(私だけかもしれない)

【デメリット】

①時間がかかる

②すぐに情報を取捨選択できない

 (精査するため)

③初学者には難しい

④(情報によっては)面倒くさい

 

 

メリットばかりではありませんね。

 

 

受動的知識

【メリット】

①情報を得る速度が早い

②初学者には効率的、成長速度が上がる

③正しい知識を扱える人から情報を与えられると飲み込みが早くなる

④緊急的に情報が欲しい場合には効率的

 (情報が正しければ)

【デメリット】

①受け身なので記憶の定着率が悪い

②受動に慣れると能動的になりにくい

③最新の正しい情報を得ることが困難

④情報の取捨選択が困難

⑤与えられる情報しか知識にできない

 


受動的知識は初学者にはわりとメリットはあります。 

ただしそれに依存するとデメリットの要素が強くなります。

 

 

要は両方のバランスが大事だということです。

自分がどの学習段階で何の情報が欲しくて知識を得たいのか。定着させたいのか。

「目的」のためです。

 


スポーツ観戦で同じ「結果」でも試合経過を知っている結果と、文字通り結果だけ知る場合があります。

結果が「1-0」だった場合、

・1-0を知ることができればよい。

・どんな1-0だったのかを知りたい。

目的によって変わります。

野球であれば投手戦だったのか?貧打だったのか?初回に点が入ったのか?サヨナラなのか?押し出しなのか?

など様々なシチュエーションが考えられますよね。

 


自分が今、得たい情報、知識がどういうものなのか。

ただ、がむしゃらに調べるのも良いし、情報を与えられるだけでもよいですが、一度立ち止まって考えてみる事も必要かも知れません。