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これから「健康」の話をしようか

理学療法士。健康、医療、読書のことについて書いていきます。

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)-新しい可能性の模索-

まあ、肩関節周囲炎の方に、こんな運動をしたら悲鳴をあげます。 自律神経の乱れも関与しており、ガイドラインでも肩関節周囲炎のリスクファクターに挙げられています。 第1位:肩こり 更年期障害の発現頻度1位は肩の症状です。 ちなみに腰痛は5位です。 …

習慣的な“背伸び”の意義

「痛み」に関する書籍の紹介。

「痛み」に関連する本を紹介してほしいとの声が多いので、簡単にですが紹介します。 私が痛みを診る上でベースとしている4冊です。 ①アウトプット大全 学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books) 作者:樺沢紫苑 発売日: 2018/08/03 メディア: …

「恋は続くよどこまでも」

「恋は続くよどこまでも」‬ ‪久しぶりに良いドラマでした。‬ ‪主人公の新人看護師の佐倉七瀬は、患者さん1人1人に入院中、退院後のプログラムの冊子を手作りで渡していました。‬ ‪私も同じことをしています。‬ ‪担当患者さん全員に状態に合わせて個別のHome-…

痛みに対する筋運動と情動-structure modelからの脱却-

痛みを診る上で必要な要素はたくさんあります。 そのなかで“運動”と“情動”は重要事項です。 この2つを中心に説明していきます。 私は患者に動作の指導をするときに、“花道” “茶道” の動きをイメージしてくださいと、よく伝えます。 動作と動作の間のことを“…

情動と病気について

情動は病気を作り出す 「身体予算」は通常、脳が身体のニーズを予期し、酸素、グルコース、塩分、水分などの資源を循環させることによって、1日を通じて変動する。 食物を消化している最中は、胃や腸は筋肉から資源を「借り」、走るときには、筋肉は肝臓や…

BPS model を中心とした痛みマネジメント -思考-

BPSモデルの疼痛マネジメント。 前回の続きで今回は思考編。 medical-reading.hatenablog.com 慢性痛症は, 複雑に絡みあう神経回路の混線により脳内で痛みとして認識されているものであるため,オピオイドや神経ブロックで痛み系を遮断してもあまり意味がな…

鎮痛剤使いすぎ問題

関節疾患等の筋骨格系疾患では、患者の疼痛の訴えが主訴となる。 それにともない医療では、患者が来院して痛みを訴えるとぼぼ必ず“鎮痛剤”処方する。 過剰な鎮痛剤を処方する医療は、正常性の医療ではなく、患者の痛みを増悪し、医療費を圧迫し、貴重な医療…

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 読了

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 作者:ブレイディ みかこ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/06/21 メディア: 単行本 私はよく本の話を患者さんとしている。 ある患者さんから勧められた本で、書店の店頭でよく見かけていたため、気になって…

BPS model を中心とした痛みマネジメント -機序-

これまで痛みに対しては構造的モデル(身体を中心)がメジャーでした。 しかし、最近の世界のスタンダードはBPSモデルを中心とした疼痛治療です。 BPSモデルを中心とした痛みの治療を解説します。 ○概要 痛みの定義 正常な痛み 感情と欲求 キズがない痛み 慢…